テレワーク

社会人大学院へ行くまでの道のり

社会人大学院へ行くまでの経緯

前述で社会人大学院でも公立の技術経営を学べる大学院を選択することとしました。と言いながら、そこまでは多少の寄り道をしています。

放送大学大学院 修士課程の受験と不合格。放送大学大学院へは、2022年の下期から、科目履修生で、3科目履修を始めていました。これは当初、放送大学大学院の修士課程へ行きたいという思いがあり、進めていたものです。放送大学は経済学科などがあるわけでなく、経済などを学ぼうとしても「学術」という修士になる大学院です。私は経済、社会、政策などの科目を履修していました。希望するプログラムとしては、「社会経営科学プログラム」を選びました。大学院の修士試験は、10月初めに筆記、11月に面接という流れとなります。9月には受験申し込みの書類を準備し、研究計画書なるものも、この時、記載して、提出しました。この時の研究テーマは、次のとおりです。

地方自治体でのSDGsへの取り組みと課題について-全国と東北地方の地方創生―

筆記試験の試験日は、22年度は10月1日(土)で、幕張にある本校キャンパスでの受験です。

筆記試験は、過去問も公開されており、プログラムごとで受験します。社会経営科学プログラムの中でも、興味がある、進みたい分野に対して、選択問題となっています。英語記事の読解、要約と分野ごとのキーワードなどを記述の構成です。英和辞典の持ち込みは、許可されているので、分からない単語は引くことは出来ますが、私からすると、けっこうな文書の長さ(A4で1枚程度)なので、和訳、読解に時間がかかりました。分野ごとのキーワードは、時事問題に近いので、時事問題集などで自身が選択する分野を記述できるようにしておくと良いかと思います。ただ、実際には思ってもいないキーワードもあったので、広く勉強しておく必要があるかと思います。また、和訳の問題の原文は、時事に関しての国連•外務省の報告者や論文からの出題が多いようで、HPから英語の報告者•論文をピックアップして、和訳するなどの練習がよいかなと思います。

ちなみに、私は、和訳の問題については、時間切れで、要約など全ての記載まではできませんでした。時事キーワードの記述問題は、環境工学系のキーワードは、割と馴染みのあるキーワードが多く、それなりに記述できたと思います。

一次試験の結果は、その後、郵送にて送られてきました。妻が受け取って、会社から帰宅後に確認しました。封筒の厚みが薄いか厚いかで、何となく開封前に分かるもので、後者であったので開封して一次試験の合格を確認しました。二次試験の面接は日にちが指定されており、オンライン(zoom)で11月13日(日)の午後となりました。研究計画書を作成・提出はしていたため、内容としてはテーマについて話すことになります。面接時は、オンラインでの発表資料共有は無く、口頭のみのため、オンラインブースで数回練習を行っていました。試験の数日前の指定された期間にzoomの接続テストがあります。試験当日はオンラインブースで面接を受ける予定でしたが、移動などの時間を考慮し、自宅のテレワークデスクで受けることになり、スーツ(上)を着て準備しました。部屋は個室で第三者の入室がNGという条件となります。家族には試験時間帯は部屋に入らないように話しておきました。

面接官は3名で、プログラムの部門長、希望の指導教授、恐らく指導教官の助手の方で構成されていました。自分の説明としては、研究計画書の内容を口頭で説明し、質問を受けました。私の研究内容の幅が広すぎて、どこに注力していくか、調査を実施できるのかという質問を受けました。地方のSDGsに対して、エネルギー関係としたい、東北の沿岸地域を想定しているというアバウトな回答しかできませんでした。そちらのほうが地元のような話をすればよかったのですが、話を出せなかったです。放送大学での研究ということで、自分で進めれること、2年という期間で完了させることができるかどうかを問われているような内容かと思います。面接としてはあまり手応えがなかったというのが正直なところでした。

面接(2次選考)の結果については、12月末に簡易書留で到着しました。封筒は薄いので、開封前から結果は分かっていましたが「不合格」でした。面接の手応えがなかったため、ある程度予想はついていましたが、筆記(1次選考)を通過しただけに残念でした。放送大学の大学院の授業は、まだ終わってはいなかったのでオンラインでの講座とテストを受験し、科目は取得するまでに至りました。

やはり研究テーマ・内容が具体的ではないということに行きつくのだと感じました。自分としてやりたい研究テーマは何なのかをもっと突っ込んで考えることが足りなかったのだと感じます。しかしながら、大学院へ行きたいという気持ちは、まだ残っていたため別な進学先を探すことになりました。1年待って放送大学大学院という道もありましたが、2023年度入学で間に合う大学院を調べました。授業料の関係もあるため、国公立での選択で絞りました。都立大学大学院のMBA、都立産業技術大学院大学、北陸先端科学技術大学院大学が自宅・勤務先からも通学可能な範囲で社会人に開かれている大学院であることが分かりました。各大学院のオンライン説明会へ申込、参加することにしました。

東京都立大学大学院 オンライン説明会への参加。オンライン説明会は、実は6月に参加していました。このときは、実際のキャンパスへの通学では考えておらず、放送大学大学院が第一希望でしたので、大学院の中身を知るところで参加していました。MBAというとこで、グロービスの授業を受けていたあとだったので、授業に対しての想像は付きました。ただ、都立大は、MBAでも修士論文が卒業要件ということで研究大学院という位置づけだったのが印象的でした。キャンパスは丸の内のオフィスビルの一角を借りているようで、通学は非常に便利であったこともあり、良いなと感じてはいました。ただ、技術職ということもありMBAは本当に自分に必要なのかなという疑問も少々ありました。
後ですが、放送大学に落ちた後に、都立大学への受験も本格的に検討し、受験要領をHPから取得し、入試のための書類を揃えました。このうちとしては、「研究計画書」をまとめる必要があり、自身の課題として、総合電機メーカーでのイノベーションが起きづらいと感じている中で、組織学習はどうやったらうまくいくのかという内容で研究計画書を作成しました。都立大学の教授陣は、この組織学習という分野で研究されている先生が数名いらっしゃるということもありました。

東京都立産業技術大学院大学(以下、産技大)の受験。
オンライン説明会への参加。1月後半(1/21)のオンライン説明会へ参加しました。申し込みは、割と直前でもOKでした。産技大は、大学院自体は専門職大学院で、3つのコースに分かれています。(この内容は別記事で記載)私は、事業設計工学コースが合っているなということで考えていました。コースが3つあるため、全体的な説明のあとにコースに分かれて個別の説明、質疑という流れでした。私は事業設計工学コースの個別へ参加しました。受験は考えていたため、来年度へ向けた試験としては最後のため受験の枠などを質問しました。情報アーキテクチャコースは人気があるようで、事業設計、創造技術側は、枠自体はまだあるようなニュアンスで説明されました。産技大は、修士論文はなく、代わりの卒業要件としてPBLという卒業研究のようなテーマをグループで進め、まとめるという内容が特徴的でした。

北陸先端科学技術大学院大学の受験。オンライン説明会への参加。の年明け

北陸先端科学技術大学院大学の受験。オンライン説明会への参加。年明け23年(1/12)にオンライン説明会へ申し込みました。説明会は、1月中旬(1/15)でしたが、事前にパンフレットなどを送付していただきました。この辺りの配慮は、国立なのかなという印象です。品川キャンパスでのリアル参加とオンライン参加のハイブリットでした。少しオンラインが多めの人数割合かなという印象でした。内容としては、レベルが高めという印象。こちらは博士課程もあるため、博士課程から受験する人も参加していました。共通的な内容から始まり、知識科学と情報に分かれて説明となりました。私は、知識科学、いわいるMOTに興味があったため、こちらのコースの質疑へ参加しました。全体としては情報コースの人気が高く、後半で知識科学コースの説明会へ移った人数が、少なかったです。これは、受験への説明で質疑をしましたが、いまから2月試験でも間に合いますかという質問をしましたが、北陸先端大は、石川キャンパス含めて社会人大学院の受け入れ人数が決まっており年で200名程度のため、2月受験でも受け入れ人数は問題ない旨を話されていました。ただ、受験倍率的な話ですが、知識科学のほうが受入しやすそうな雰囲気でした。

受験

2022年度

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日々の日常で試したことや外遊びやガジェット系の検討やレビュー、 旅先などで感じたことなどを綴っていきます。 千葉県在中の30代後半 学生まで東北で過ごし、社会人になってから関東に住んでいます。 今は、会社員で東京へ通勤している技術系の仕事をしているサラリーマンです。